今振り返ると、カナダでアルバイトを見つけるのは本当に大変だったなと思います。
2カ月前、ホームステイ近くのファストフード店でのアルバイトが決まりました。当時、地元のレストランやカフェではなく、ファストフード店で働くことになったのは少し意外だったかもしれません。でも、この時期のカナダでアルバイトを見つけるのはとても難しく、1週間ほどで決まったのはかなり良い方でした。
実際、履歴書を40〜50件近くの店舗に直接持って行きました。それでも、すぐに決まるわけではなく、寒い中ひたすら歩き回っていたのを覚えています。
特にこの時期は寒く、雨も多いため、外食する人が減ります。それに伴ってアルバイトの募集も少なくなります。僕の友人は2カ月近く探してもなかなか見つからず、もっと長期間探している人もいました。
そんな中でやっと見つけたアルバイトなので、とにかく頑張って生活費を稼ごうと決意しました。
日本とカナダの仕事探しの違い
改めて考えると、日本とカナダでは仕事探しの方法に大きな違いがあります。ここでは、特に印象に残った3つの違いを紹介します。
1. お店に直接履歴書(レジュメ)を渡す
日本ではIndeedやタウンワークなどの求人サイトを通じて応募するのが一般的ですが、カナダでは「ドロップオフ」と呼ばれる方法が主流です。これは、履歴書を印刷して直接店舗に持って行くことを指します。
この方法が一般的なのは、応募者が多すぎて、オンラインで送った履歴書がしっかり読まれることが少ないからです。直接足を運んで渡すことで、採用担当者に顔を覚えてもらいやすくなります。
ただし、これには運の要素も大きく関わります。採用担当者がいない時間に行くと、履歴書を渡してもそのままスルーされる可能性が高く、タイミングを見極めるのが重要でした。
2. 履歴書に顔写真を入れない
日本では履歴書に顔写真を入れるのが普通ですが、カナダでは人種や年齢による差別を避けるため、顔写真は入れません。スキルや経験が重視される文化を反映しているのかもしれません。
また、年齢や性別を記載する必要もなく、純粋に職務経験や能力が評価される点が日本との大きな違いです。
3. 「あとで連絡する」は基本来ない
これが一番驚いたことのひとつです。カナダの面接では、「明日連絡するね!」と言われることがよくあります。日本では「連絡が来なければご縁がなかったということで…」と事前に伝えられることが多いですが、カナダではなぜか「連絡する」と言われることが多い。
しかし、実際にはほとんど連絡が来ません。最初の頃は「もしかしたら受かったのでは?」と期待していましたが、何日経っても音沙汰なし。最終的に「これは落ちたってことなんだな」と気づきました。
これは、応募者の気分を落とさないための気遣いなのかもしれません。でも、変に期待させるくらいなら最初から正直に言ってほしいなとも思います。
現在の状況
今はファストフード店での仕事にも慣れ、多国籍な環境の中で楽しく働いています。あの時の苦労を思い出すと、仕事が決まったことがどれだけありがたいことだったのか、改めて実感します。
カナダでのアルバイト探しは簡単ではありませんが、履歴書をたくさん配ったり、ドロップオフを繰り返したりすることで、チャンスを掴むことができます。もしこれからカナダで仕事を探す人がいたら、諦めずにチャレンジしてほしいです!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
これからも自分の経験をシェアしていくので、ぜひまた読みに来てください!
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